卒展特集2009



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高須賀活良

SAIBAIMAN ZOKEI賞 受賞作品

高須賀活良 / 造形学部 デザイン学科 テキスタイルデザイン専攻領域


昔、人は身の回りにある自然を利用して生きてきた。食物を自然の中から得ていたように、衣服もまた自然の恵みの中から生み出したものだった。野山に分け入り、植物を採取し、樹木の皮を剥ぎ取り、繊維から糸を紡ぐ。丹念に撚りをかけられた糸を、自分や家族のために時間をかけ織られ、布となり、衣服となった。
今、暮らしは大量生産、大量消費というサイクルにとって変わった。日々の暮らしと密接に関わっていた衣服は、目まぐるしいスピードで消費されるファッションという形になった。しかし、このようの時代だから思い出してほしい。大地から始まる服の物語を。生命体としての服を。