Item 1 of 9
PR
PR
卒業制作展・卒展
2025年2月8日(土)〜2月16日(日)
富山大学 (大学/国立/富山県)

富山大学 芸術文化学部 大学院芸術文化学領域 卒業・修了研究制作展「GEIBUN 16」

富山大学芸術文化学部・大学院芸術文化学領域で学んだ学生による、卒業・修了研究制作展「GEIBUN 16」を開催します。本展覧会では、令和6年度卒業・修了予定の学生による作品・論文を高岡市美術館に約70点、富山大学高岡キャンパスに約30点展示し、これまでの研究成果の集大成を発表します。総合大学の中にある芸術系学部・研究科の特色を活かした、多様な領域を横断する「融合教育」と、富山をキャンパスに地域と連携した「実践教育」の成果がご覧いただけます。多角的で自由な発想を持った研究・作品群から、新たな時代をつくり出す創造性を感じていただければ幸いです。※会場写真は昨年度のものです。【関連イベント】●オープニングセレモニー/内覧会日時:2024年2月7日(金)15:00~場所:高岡市美術館(一般参加可)●講演会①「-みんなでつくりつづける-豊田市博物館」講師:村田眞宏(豊田市博物館館長)日時:2024年2月8日(土)14:00~16:00場所:高岡市美術館ビトークホール(参加無料)●講演会②「未来をつくるデザインの進化」講師:太刀川英輔(デザイン戦略家)※オンライン登壇日時:2024年2月11日(火・祝)15:00~17:00場所:富山大学高岡キャンパス講堂(参加無料)

OTHER

インタビュー

【トビラの先輩インタビュー】笑顔と驚きを届ける"ヒーロー"のデザイン

「遊び」の経験がデザイナーとしての幅を広げてくれる――学生時代のことを思い出していただいて、今の仕事につながっていると感じる学びがあれば教えてください。仕事で3D CADを使うことがあるのですが、大学の授業でしっかり技術を身に付けられたことはとても役立っています。3D CADは空間把握能力に優れているので、平面で描いたものが横からどう見えるか確認したいときなどによく活用しています。学生時代はガンプラ(ガンダムのプラモデル)にハマっていて、よくガンプラのパーツをつくっていました。それで大学3年生のときにCADのコンペに出展させてもらったところ特別賞をいただいて、さらに自信につながりました。――では、おもちゃづくりはそこから始まっていたと言っても過言ではないですね。確かにそうですね。3Dプリンタも学校にあって自由に触れる環境だったので、休日や夏休みに一人で大学に行って誰もいない部屋でのびのびと使っていました。これも最初はガンプラのパーツづくりがきっかけで触りはじめたのですが、最終的にはオリジナルで考えたキャラクターのフィギュアをつくったりしていました。考えてみると、その頃からやっていることはあまり変わってないですね(笑)。――有澤さんはどんな学生でしたか?出席日数もギリギリで、真面目な学生ではなかったと思います(笑)。好きなものに熱中しすぎるところがあって、家にいてもプラモデルや3D CADなど、何かしらにずっと触れてつくっているんですよね。課題もやらなくてはいけないのですが、楽しいこともやめられませんでした。大学の先生たちからも、学生時代はたくさん遊んで、やるときはしっかりやることが大事だと教わったので、メリハリだと思って寝る間も惜しんで遊んでいましたね(笑)。――今の高校生に対して、デザイナーになるためにやっておくといいと思う有澤さんなりのアドバイスがあればお願いします。好きなことに貪欲になってたくさん遊ぶこと、そしてその中でさまざまな経験をすることは将来必ず活きてきます。僕自身そういう部分があったからこそ今の仕事に就いていますし、やることさえしっかりやれば多少ハメを外しても大丈夫だと僕は思っています。もちろん手を動かすことも大切ですが、楽しければ楽しいほどその情報は頭にずっと残るはずなので、高校生のうちはとにかくインプットして自分の中の引き出しを増やしてほしいですね。実際に今の仕事でも、子どもの頃に地元で流行っていたものや遊んだもの、大学時代の楽しかった記憶、それに加えて今現在日常で気になるさまざまなものを総動員してアイデアを考えています。――遊びの引き出しがたくさんあることが役立っているということですね。現在、 お仕事される中で最もやりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?自分の手がけたものが形になり、商品化されたときです。休日によくおもちゃ屋に行くのですが、店頭で自分が手がけたおもちゃを手にした子どもを見るととてもうれしいですね。あとは仕事帰りの電車で子どもがお母さんに「これ買って」と言っている光景を見かけることがありますが、その商品が僕の手がけたものだったりすると、うれしくて疲れも吹き飛びます。――最後に、目指すデザイナー像があれば教えていただきたいです。漠然とした答えですが、劇中のアイテムでも玩具でも、やっぱりおもしろいものをつくっていきたいと思っています。おもしろさの中に驚きやかっこよさがある、視聴者や子どもたちの意表をつくような作品がつくれたら最高ですね。文:開洋美 撮影:井手勇貴 取材・編集:萩原あとり(JDN)
2024年12月25日(水)
インタビュー

【トビラの先輩インタビュー】笑顔と驚きを届ける"ヒーロー"のデザイン

デザイン・クリエイティブの学校を卒業し、クリエイターとして活躍する先輩を取り上げる「トビラの先輩インタビュー」。第2回目に登場するのは、プロダクトデザイナーでキャラクターデザインにも携わる有澤英飛さんです。有澤さんは大阪芸術大学でデザインを学び、卒業後、玩具やテレビキャラクターなどの企画・デザインを行う株式会社プレックスに入社。誰もが知るヒーローコンテンツのスーツや武器などのデザインを手がけられてきました。そんな有澤さんに、学生時代からデザイナーとして活躍されるまでのお話を伺いました。子どもの頃からの「好き」が仕事に――有澤さんの経歴と現在のお仕事内容を簡単に教えてください。高校卒業後は大阪芸術大学のデザイン学科で、プロダクトデザインを専攻していました。2021年に新卒でプレックスに入社して、今はプランニング・デザイン部という部署でプロダクトデザインを担当しています。主には取引先のバンダイから発注を受けて、玩具などの企画提案を行っています。――具体的にはどういったものを提案されるのですか?僕はプランニング・デザイン部の「スーパーヒーローチーム」というところに所属していて、ヒーローシリーズものに関連するアイテムの企画提案が中心ですね。例えば番組劇中でヒーローが使用する武器やベルト、剣といった小道具のほか、バンダイのフィギュアや玩具などです。仕事の流れとしては、発注がきたらまずは簡単なデザイン案をチーム内で出し合い、社内コンペを行います。そこで通った案をバンダイとの企画会議に持って行き、細かい調整を経てプレゼン用のデザイン案を作成します。その後、版権元や映像制作会社との打ち合わせを行い、そこでブラッシュアップしたものを精密なデザイン画として描き、造形会社に制作してもらいます。――有澤さんがデザインの仕事を意識されたのは、いつ頃だったのでしょう。意識したのは高校の終わりくらいです。僕は中学、高校とあまり勉強が好きではなく、特に進路の希望もありませんでした。でもアニメを見たり絵を描いたりするのは子どもの頃から好きだったので、デザイン系の大学なら楽しいかもしれないと考えたんです。偶然にも、通っていた高校の図書室の司書の方が大阪芸術大学の出身で、いろいろ話を聞くうちに行ってみたいと思うようになりました。そこで高校2年の終わり頃から、司書の方に教わってデッサンの練習を始めました。勉強は頭に入ってこなかったのにデッサンはとても楽しくて、当時はイラストを描く仕事に就きたいと思っていましたね。――美術予備校には通わずにデッサンを学ばれたのですね。イラストからプロダクトデザインに専攻を変えたのは、何かきっかけがあったんですか?大阪芸術大学では専攻を絞るのに1年間の猶予期間があり、ひと通り学んでみて2年生に上がるタイミングで決めることができます。最初はイラストかグラフィックデザインで迷っていたのですがどちらもしっくりこず、純粋にいちばん楽しいと感じたプロダクトデザインを専攻しました。専攻した時点では実は家具デザイナーに憧れがあり、大学3年生のときに大手家電メーカーのインターンシップにも参加しました。ところがプレッシャーから失敗してしまって。自分が本当に好きなものはなんだろうと改めて考えてみたんです。そのときに、幼少期にアニメのおもちゃやプラモデルが好きだったことを思い出し、憧れよりも本当に好きなものを追求しようと玩具メーカーへの就職を決めました。僕自身子どもも大好きなので、子どもが笑顔になれるものをつくりたいと思ったことも大きな理由です。ヒーロースーツのデザイン案 遊び心を忘れないデザインを――これまでに担当されたお仕事の中で、特に印象的だったものはありますか?入社して間もない頃に、ヒーローと闘う敵が着用するスーツのデザインを任されたことがありました。僕の案がコンペで通ったのですが、そのときに初めて版権元との会議に出席し、最終的な造形チェックまでさせてもらいました。一つの作品ができあがる過程を目の当たりにできたのは、とても感慨深かったですね。あがり症な性格の上に入社後すぐのことだったので、本当に自分の作品でいいのかなという不安もあったのですが、子どもの頃から親しんできた番組に自分の手がけたアイテムが登場したときは本当に感動して、両親にも連絡しました。――それはうれしいですね。ヒーローもののアイテムのデザインということですが、デザインされるにあたって、苦労された点などはありましたか?絵だけで見ると違和感なく見えるものも、実際に人が着るとなると細部の形状が気になったり、パーツ位置などがズレてしまったりするんです。当時はそういったことがまったくわかっておらず、実際にスーツとして再現されたときにマスクの覗き穴がおかしな位置にくるようなデザイン画を描いてしまったこともあります。2Dと3Dの違いに最初は苦労しましたが、とてもいい勉強になりました。また、スーツアクターの方は僕がデザインした服を着て動き回ることになるので、できるだけ動きを邪魔しないようなデザインにも配慮しています。――社内のアイデア出しはどんな雰囲気で進んでいくのですか? チームにはだいたい10人弱のメンバーがいるのですが、最初は大喜利のような雰囲気で和気あいあいと進んでいきます。アイテムをつくるときは大前提となるテーマに沿ってデザイン案を考えるのですが、僕が常に意識しているのは遊び心を忘れないデザインです。――例えばどのようなものがアイデアのもとになっているのでしょうか?普段からいろいろ見るようにしていて、目に入ってくるあらゆるものがヒントになっています。例えば日常生活の中で電球がチカチカ点滅する様子だったり、街なかを歩いていて目についたおもしろい造形だったり、何気ない些細なことでも気になったものは心に留めておき、自分の中の引き出しを増やすようにしています。チョコレートとポテトチップスがモチーフの武器。手で握る部分のチョコが溶けていたり、ポテトチップスの袋から中身が勢いよく飛び出していたりするデザインに遊び心を感じる次ページ:「遊び」の経験がデザイナーとしての幅を広げてくれる
2024年12月25日(水)
コラム

【卒業制作展2024】受験生必見! 美大・デザイン系学校の卒業制作展へ行こう

美大・デザイン系学校ならではの一大イベント「卒展」って?写真提供:阿佐ヶ谷美術専門学校 毎年1~3月にかけて開催される卒業制作展(以下、卒展)。主に美大や美術・デザイン系の専門学校で学んだ学生が、最終学年で取り組む卒業制作課題の作品展示会です。卒業制作とは、一般的な大学でいう卒業論文のようなもので、学業の集大成といえます。そのため、会場に並ぶのはオープンキャンパスや学園祭での展示作品よりも、さらに力の入った大作ばかり。本記事では、そんな卒展の魅力を写真とともに紹介していきます!美大・デザイン系の学校の卒業制作展は、デザインノトビラ「イベントをさがす」ページから検索できます。ぜひ活用してみてくださいね!受験生にとって志望校の卒展は必見!その理由は……写真提供:阿佐ヶ谷美術専門学校 学生が自由にテーマ設定を行い、制作を進める卒業制作。作品は数か月~約1年という長い時間をかけてつくられます。学生生活最後の作品で、思い入れも強いはず。そんな作品群を観れば、その学生が何を学んできたのかが見えてきます。会場では、ぜひ「もし自分だったらどんな作品をつくるだろう……」と、数年後の姿を想像してみてください。自分がやりたいことと、その学校で学べることを照らし合わせることで、志望校も絞られていくはずです。写真提供:長岡造形大学 また、卒展の会場は学校のキャンパス内であったり、美術館であったりします。いずれにしても、比較的大きな会場で展示が行われることが多く、展示手法もさまざま。社会人やギャラリーの関係者が訪れることもある本格的な展示の場ですから、進学を考えている皆さんにとっても、多くの学びを得られる機会であることは間違いありません。写真提供:長岡造形大学写真提供:長岡造形大学 写真提供:阿佐ヶ谷美術専門学校 写真提供:東京工芸大学 写真提供:東京工芸大学 ちなみに、東京では「東京五美術大学連合卒業・修了制作展」といって、東京五美術大学と呼ばれる多摩美術大学、女子美術大学、東京造形大学、日本大学芸術学部、武蔵野美術大学が合同で開催する卒業・修了制作展があります。ただし、同展ではデザイン系学科・コースの作品展示はないため要注意。油絵や日本画、彫刻などのファインアート系の学科展示が行われます。一方で、5大学の作品を同時に見て特色を知ることができる機会でもあるので、首都圏で美術系大学への進学を考えている人にはおすすめの展示です。卒展関連イベントを実施する学校も中には、作品展示のほかに、卒展に関連した受験生向けのイベントやミニオープンキャンパスを開催していたり、卒展をまわるツアーを実施していたりする学校もあります。せっかくの機会にイベントを見逃さないよう、事前に詳細をチェックしておくと安心ですよ!志望校の卒展はいつ開催される? まずはスケジュールをチェック!写真提供:東京工芸大学 学業の集大成を見ることができる卒展は、志望校を選ぶにあたりとても参考になります。高校1、2年生のうちからスケジュールをチェックして、複数の卒展を訪れておくのがおすすめです。デザインノトビラでは、卒展の情報を簡単に検索できます。「イベントをさがす」ページの「イベント種別」で卒業制作展・卒展を選択して、ぜひ探してみてくださいね!※本記事の掲載写真は2022年度以前に開催された卒業制作展で撮影されたものです
2024年12月6日(金)
コラム

【2025-2026年度 新設予定】注目のデザイン系学部・学科特集

時代や社会の動きに応じて、教育の現場も日々変化し続けるもの。そこで、本記事では編集部が注目する最新のデザイン・クリエイティブ系学部・学科をご紹介します。いずれも2025~2026年度に新設予定です。ぜひ将来のキャリアを見据えた進路選択の参考にしてみてくださいね!※掲載の学部学科の中には仮称・設置構想中のものも含まれます(2024年12月2日時点)【愛知東邦大学】経営学部 コミュニケーション・デザイン学科※2025年4月新設予定、設置構想中経営学、マーケティングといった経営学部の学びと、グラフィックデザインや映像制作、イベント演出といったデジタル・デザイン分野の学びを展開する愛知東邦大学のコミュニケーション・デザイン学科。双方を関連付けることで、ブランド・マーケティング・広報宣伝などの分野で活かせる実践力を身につけることができます。キャンパス:〒465-8515 愛知県名古屋市名東区平和が丘3-11学部公式サイト:https://www.aichi-toho.ac.jp/faculties/business/lp2023【大阪産業大学】情報デザイン学部 情報システム学科/建築・環境デザイン学部 建築・環境デザイン学科※2025年4月新設予定新設される大阪産業大学の情報デザイン学部では、ソフトウェアデザインやデータベースデザインといった情報システムの設計デザインから、ゲームデザインやサービスデザインなどのメディアデザインまで多様に学ぶことができます。また、建築・環境デザイン学部では、1年次に「もの・建築・環境・空間・自然・都市」の幅広いデザインに触れたうえで、2年次から専門分野を選択して学ぶことができます。 キャンパス:〒574-8530 大阪府大東市中垣内3-1-1情報デザイン学部公式サイト:https://ih-lp.osaka-sandai.ac.jp/rikei/ise/建築・環境デザイン学部公式サイト:https://ih-lp.osaka-sandai.ac.jp/rikei/edd/【金沢工業大学】情報デザイン学部 環境デザイン創成学科※2025年4月新設予定地域や社会が抱える課題に対し、「サイエンス×デザイン」「環境×デザイン」「コミュニケーション×デザイン」の視点から解決策を導く金沢工業大学の環境デザイン創成学科。工学、技術、経営、文化、芸術を幅広く学び、持続可能な新しいビジネスや社会システムの創造をめざします。キャンパス:〒921-8501 石川県野々市市扇が丘7-1学部公式サイト:https://www.kanazawa-it.ac.jp/gakubu_daigakuin/c-design/edi/index.html【近畿大学】建築学部 建築学科(通信教育課程)※2025年4月新設予定一級建築士合格者を多数輩出してきた近畿大学が、日本初となる建築学部の通信教育課程を開設。通称「建築学部オンライン学士プログラム」では、オンラインでの学習を軸に、安価な学費でいつでもどこでも学ぶことができます。キャンパス:〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3-4-1 ※学生センター所在地学部公式サイト:https://www.kindai.ac.jp/tsushin/architecture/【駒沢女子大学】空間デザイン学部 空間デザイン学科※2025年4月新設予定駒沢女子大学の住空間デザイン学類が、新たに「空間デザイン学部」として誕生。建築・インテリアデザインを中心に、家具・陶芸・テキスタイルなどのプロダクトデザイン、コミュニティデザイン、ビジュアルデザイン、デザイン心理など、空間デザインに関わるあらゆる分野を幅広く学ぶことができます。キャンパス:〒206-8511 東京都稲城市坂浜238番地公式サイト:https://www.komajo.ac.jp/uni/index.html【芝浦工業大学】デザイン工学部 社会情報システムコース/UXコース/プロダクトコース※2025年4月再編予定、設置構想中社会的にデジタル分野が大きく進展するいま、芝浦工業大学は既存のデザイン工学部内のコースを再編。「ユーザーに共感し、人々に共感される物事を生み出す」というデザインの特徴と「デジタルを中心とした工学技術」をあわせ、社会に学び、社会に貢献するデザイン人材の育成を目的とした3つのコースに生まれ変わります。キャンパス:〒337-8570 埼玉県さいたま市見沼区深作307(1・2年次)、〒135-8548 東京都江東区豊洲3-7-5(3・4年次)学部公式サイト:https://renew-sit-eng-design.jp/【安田女子大学】理工学部 建築学科※2025年4月新設予定女子大学としては日本初の理工学部が安田女子大学に新設。建築学科には「建築コース」「空間デザインコース」が用意され、2年次前期からコースに分かれて学びます。デザインを重視した意匠設計を中心に学び、女性の感性、きめ細かさ・共感力を活かし、想いをカタチにできる建築家を養成します。キャンパス:〒731-0153 広島県広島市安佐南区安東6-13-1学部公式サイト:https://www.yasuda-u.ac.jp/【跡見学園女子大学】情報科学芸術学部 情報科学芸術学科※2026年4月新設予定、仮称・設置構想中跡見学園女子大学が新設する情報科学芸術学部では、デジタル・情報化社会に求められるAIやデータサイエンスの知識、技能を身につけるのと同時に、新しい芸術表現であるメディアアートを学ぶことができます。データサイエンスとメディアアートを融合させた教育により、新たな発想や多様なものの見方を養います。キャンパス:〒112-8687 東京都文京区大塚1-5-2学部公式サイト:https://www.atomi.ac.jp/univ/mediaarts_science/【京都橘大学】デジタルメディア学部 デジタルメディア学科※2026年4月新設予定、仮称・設置構想中京都橘大学のデジタルメディア学科では、情報技術を基盤に、ゲームやアニメ、音楽といったコンテンツの制作技術、CG、画像・音声処理、AI技術などを学ぶことができます。4つのモデルコース「ビジュアルエンジニアリング」「サウンドエンジニアリング&クリエイション」「ゲームクリエイション」「ビジュアルクリエイション」から選択し、学びを深めます。キャンパス:〒607-8175 京都市山科区大宅山田町34学部公式サイト:https://www.tachibana-u.ac.jp/admission/2026special/【金城学院大学】デザイン工学部 建築デザイン学科/情報デザイン学科※2026年4月新設予定、仮称・設置構想中2026年に5つの学科が新たに誕生する金城学院大学。建築デザイン学科では住居・建築・インテリア・都市などに関するデザイン工学の知識や技術を身につけ、同時にインクルーシブデザインについて学びます。一方、情報デザイン学科では情報工学をベースに、AI・データサイエンスからデザイン、映像などのメディア表現、社会課題の解決まで文理の枠を超えて学びます。キャンパス:〒463-8521 愛知県名古屋市守山区大森2-1723学部公式サイト:https://www.kinjo-u.ac.jp/ja/admissions/reorg//【立命館大学】デザイン・アート学部※2026年4月新設予定、仮称・設置構想中創立125周年を控えた総合大学・立命館大学では、「『美的感性』が未来を切り拓く導き手となってくれる」という考えのもと、デザイン・アートの新たな学びが誕生します。美的感性に裏打ちされた「問題解決力」「問い直し力」「共創力」「問題発見力」「創造的思考力」を身につけ、社会の新たな価値を創造する人材を育成します。キャンパス:〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1学部公式サイト:https://www.ritsumei.ac.jp/da/美大・デザイン系の学校は、デザインノトビラ「学校をさがす」ページから検索できます。ぜひ活用してみてくださいね!
2024年12月2日(月)
ニュース

東京工芸大学の学生が制作に参加したCMが入賞。「2024 64th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」受賞作品発表

テレビ、ラジオCMの質的向上を目的とし、あらゆる領域におけるクリエイティブを募集対象とする「2024 64th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」。日本最大級のアワードとしても広く認知されており、クリエイティブ業界で活躍する関係者の大きな目標となっています。今回、2,323本の応募作品の中からフィルム部門、ラジオ&オーディオ広告部門、PR部門など全13部門の入賞作品が決定しました。なかでも、フィルムクラフト部門で入賞したのは、東京工芸大学芸術学部アニメーション学科の学生たちが制作に参加したアニメーション「TOTOトイレ川柳20回記念 1(ワン)ロールシアター」。TOTO株式会社が主催する「TOTOトイレ川柳」20回目の募集開始記念として制作されたものです。日常や家族の生活が詠まれた過去の句を使用してアニメートされた原画を元に、同学科の山中幸生研究室所属の学生を中心とした14名と山中幸生准教授が、トイレットペーパーに1コマ1コマ手描きして制作した同作品。コマ撮りしたトイレットペーパー1ロール(約110m)分に描かれたイラストは、原画600枚相当になります。アニメーションは、TOTO株式会社公式Webサイトで公開中。また、制作時の様子を収めたメイキング映像も同時公開されています。
2024年11月28日(木)
インタビュー

【トビラの先輩インタビュー】作家活動の傍ら追いかけ続けたデザイナーの夢

デザイン・クリエイティブの学校を卒業し、クリエイターとして活躍する先輩を取り上げる「トビラの先輩インタビュー」。第1回目に登場するのは、グラフィックデザイナーの玉野ハヅキさんです。玉野さんは阿佐ヶ谷美術専門学校のデザイン学科 視覚デザインコースでグラフィックデザインを専攻し、卒業後、2022年にグラフィックデザイナーとして株式会社ヨーヨーを設立。現在は「でんぱ組.inc」「いゔどっと」「あんスタ」「VS AMBIVALENZ」といった人気アーティストやエンタメコンテンツのロゴ、アートワーク、グッズのデザインを数多く手がけられています。そんな玉野さんですが、デザイナーとして活躍するまでにさまざまな苦労や悩みがあったそう。デザイナーを目指したきっかけから現在までのお話を伺いました。紆余曲折を経て、子どもの頃からの憧れの仕事に――アーティストのロゴやアニメ系コンテンツなどさまざまな作品を手がける玉野さんですが、デザインという仕事を意識されたのはいつ頃だったのですか?小学生の頃だと思います。子どもの頃から漫画や映画、キャラクターなどエンタメ系のコンテンツが好きでした。ロゴやパッケージがかわいいものや装丁がかわいい漫画に憧れて、そういうものをつくる人になりたいと思っていました。でも、当時はまだデザイナーがどんな仕事なのかよくわかっていなかったので、どちらかというとイラストレーターになりたいと思ってよく絵を描いていましたね。――当時、特に好きだった漫画の装丁やキャラクターのグッズ、デザインなどはあったのですか?漫画でいうと『ハチミツとクローバー』です。よく書店に平積みされている本を見ていたのですが、インパクトのある裁ち落としの表紙イラストに、作品のロゴもかわいくて、たくさんの単行本の中でとても目立っていたんですよね。少女漫画のキラキラした印象とも少し違った独特のタッチにも惹かれました。表紙の紙質も少しマットで、「なんか違うぞ」と思ったのを覚えています。子どもながらに気になる要素がたくさんあって、『ハチミツとクローバー』の表紙がまさにデザインの原体験だったと思います。――そこからデザイナーという存在を知って、具体的に目指しはじめたのはどのような経緯だったのでしょう。私が卒業したのが八王子桑志高校という地元の高校なのですが、デザイン分野が学べておもしろそうだなと思ったんです。映像、漫画、広告、CDジャケットなど幅白く興味があって、何かしらものをつくりたいと思っていたので、そこに進学したことが明確にデザイナーを志すきっかけになりました。――玉野さんの代表作品の一つに「くまめ」のキャラクターがありますが、これはいつ頃から展開されていたのですか?「くまめ」ができたのは、ちょうど専門学生の終わり頃でした。高校卒業後は阿佐ヶ谷美術専門学校(以下、アサビ)のデザイン学科に通っていて、「くまめ」をモチーフにしたシルクスクリーン用の版をつくってTシャツやパーカーに刷っていたんです。専門学校卒業後に、それを店舗や通販で本格的に展開していきました。三つ目のクマのキャラクター「くまめ」 ――その後グラフィックデザイナーとしてお仕事されるのは、もう少し後になるのでしょうか。そうですね。将来的にはグラフィックデザイナーになりたいという目標があったのですが、就職が決まらないまま専門学校を卒業して、卒業後は写真店や出版系の会社でアルバイトをしていました。「くまめ」の活動をしていたのもその頃で、それが軌道にのってきたのでアルバイトを辞めて、そこから3〜4年はものづくりを中心に活動していたんです。なので最初は作家活動からスタートしたのですが、色々なところでデザインもできることはアピールしていました。そうこうしているうち、友人がつくったキャラクター「おしゅし」のロゴをつくらせてもらうことになり、それがグラフィックデザイナーとしての最初の仕事になりました。あとは周りのイラストレーターの友人から名刺のデザインを頼まれたり、ロゴを依頼されたり、当時は本当に数ヶ月に何回かでしたが、徐々にデザインの仕事が増えていって今に至ります。そんなふうに紆余曲折があったので、グラフィックデザインの仕事の比重がぐっと増えたのはここ3〜4年ですね。アーティストをとりまくファンからの反響も糧に――現在お仕事をされる中で、最もやりがいを感じるのはどんなときですか?依頼主であるクライアントはもちろんですが、VTuverなら配信を見ている方々、アイドルならそのファンの方々に喜んでいただけたときですね。いつもこの自宅兼オフィスで一人で作業をしているので、作品を気に入ってもらえるかなという不安が常にあるんですよね。だからアーティストご本人をはじめ、そのアーティストを好きなファンの方々も喜んでくれたときが一番やりがいを感じます。あとはクライアントさんが私に依頼してくださるときに、「アーティスト本人からの希望なんです」と言ってくださることがあって、その言葉を聞けたときもすごく嬉しいです。――ファンの方々の期待にも応えられるよう意識されているのですね。そこはとても意識しています。イベントに来ているファンの方々ってSNSに写真を上げているので、こういうファッションを着るんだったらこういう方向性が好きかな、とイメージを膨らませたりします。クライアントが要望されるイメージとファン層のテイストが乖離しすぎないように、自分でもリサーチは徹底して行います。 ――そのように作品をつくる中で、特に印象に残っているのはどんなお仕事ですか?3年前に手がけた、メイド喫茶「あっとほぉーむカフェ」の仕事です。カフェで働くメイドさんたちのブロマイドやフォトブックなど、17周年を記念したグッズの撮影にあたって、周年ロゴや看板、撮影背景に散りばめられたモチーフのグラフィックを私が担当しました。背景のセットはプロップデザイナーの方が組んでくださったのですが、Webで完結する仕事も多かった中で、こうして一つの世界観をつくり上げる一連の作品に携われたのは感慨深かったです。秋葉原にある「あっとほぉーむカフェ」の本店にも、17周年のメイングラフィックの看板が1年間大々的に出ていました。 「あっとほぉーむカフェ」17周年を記念したフォトブック ――皆さんの反応はいかがでしたか。メイドさんたちをはじめ、お客様も「『あっとほぉーむカフェ』っぽくてかわいい!」と褒めてくださって、大きな反響をいただきました。私自身かわいいものやオタクカルチャーに影響を受けてきたので、一つの集大成になったというか。子どもの頃からやってみたいと思い描いてきたことが、ちゃんと仕事になった感覚がありました。次ページ:さまざまなものと関わり、「好き」を突き詰めた結果が今に
2024年11月14日(木)
インタビュー

【トビラの先輩インタビュー】作家活動の傍ら追いかけ続けたデザイナーの夢

さまざまなものと関わり、「好き」を突き詰めた結果が今に――少し遡りますが、専門学校時代はどんな学生でしたか?高校卒業時は、将来グラフィックデザインをやるか映像をやるかでブレていた時期でした。それで、1年の前期に全学科の領域に触れた上で専門科目を選べるアサビに進学したのですが、今とはまた違った、カッチリとしたデザインを組む真面目な学生でした。「かわいい」とかポップな作風からは縁遠かったですね。玉野さんが手がけた作品「Feelin!!!! / fun4re」MV内グラフィックデザイン  ――そうだったのですね。映像と迷われて、やっぱりグラフィックデザインの道に進まれたのはなぜでしょうか。絵コンテからつくって一つの作品を撮るのも楽しいのですが、やっぱりグラフィックデザインの方が好きだし、やっていて「楽しい」のパーセンテージが上回ると改めて気付いたんです。だから映像は見て楽しめればいいと思って、グラフィックデザインに専攻を決めました。――そんな学生時代の学びの中で、今に活きているのはどんなことですか?アサビで有名な書体の先生から文字組や誌面に文字をレイアウトしていく「組版」をしっかり学べたことですね。CGをつくる際や文字を流し込むときに細かい組版が必要になるので、基礎から応用まで、独学ではなくきちんと学べたことが今に活きていると感じます。これは学びとは少し違いますが、1年の前期に専攻が定まらない状態でみんなが各分野を学ぶので、さまざまなフィールドの友人ができたことも財産です。知らない分野のことが知れてとても勉強になりましたし、今仕事をする中でもその繋がりが役立っています。――グラフィックデザイナーを目指す上で、高校時代にやっておくといいと思う玉野さんなりのアドバイスがあればお願いします。社会人になるといろいろとお金もかかり、自由な時間も取りづらくなります。だからこそ映画や美術館など、学割を使って安く行ける場所にどんどん行って、引き出しを増やしてほしいですね。今は若いうちからSNSでたくさんのフォロワーを抱えてイラストやデザインを発信している方もたくさんいますが、焦る必要はなく、いろいろインプットする中で自分の好きな分野やコンテンツを深掘りしていくといいと思います。 私は図書館も学校から市の施設まで活用しまくっていました。美術系の本に限らず装丁がかわいいと思ったら借りて、奥付のデザイナーさんの名前を調べたりしていました。単純に図書館をうろうろして、いろいろなジャンルの本を見て回るのも好きです。お金もかからないので、有効活用すると楽しいと思います!――最後に、玉野さんが目指すクリエイター像を教えてください。私自身、もともとグラフィックデザインやデザイナーに詳しいタイプではありませんでした。単純に自分の感性にふれるものを集めて、体や手を動かしていた結果今があるので、これからも自分の「好き」ややりたいことを信じて仕事をしていきたいと思っています。もちろん知識があるに越したことはありませんが、グラフィックデザイナーになりたいからといって、優秀なデザインを集めた専門書ばかり見ていてももったいないですよね。幅広いところからデザインの要素を抽出して吸収する方が楽しいと私は思えたので、これからもそんなふうに自分の知見を広げていきたいです。文:開洋美 撮影:小野奈那子 取材・編集:萩原あとり(JDN)
2024年11月14日(木)

投稿フォーム・お問い合わせ

イベント、学校の掲載をご希望の方は以下フォームよりご投稿ください。
また、広告掲載をご希望の方はお問い合わせフォームよりお問い合わせください

※ 広告メニューの詳細はぜひ「 媒体資料請求フォーム 」より資料をご請求ください。