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ニュース

専門スクール「バンタン」が札幌校を2026年4月に開校、生徒を募集

株式会社バンタンが、2026年4月に「バンタン札幌校」を開校します。開校するのは、「バンタンゲームアカデミー」「KADOKAWAドワンゴ情報工科学院」「ヴィーナスアカデミー」「バンタンデザイン研究所」などの計4スクール、10部門です。「バンタンゲームアカデミー」はゲームをはじめとしたコンテンツクリエイターの専門スクールで、現場で活躍するプロの講師から業界の最新技術を学べます。「KADOKAWAドワンゴ情報工科学院」は、AIプログラミングやWEBデザインといった最新ITを学ぶ専門スクールです。スタートアップのプロ講師による授業や現場でのインターンなどを通して実践力を身につけることができます。「ヴィーナスアカデミー」は「美」をトータルで学ぶビューティ専門スクールで、ファッション・ヘアメイク・ネイル・エステティック・モデル・インフルエンサーといった分野を総合的に学ぶことができます。「バンタンデザイン研究所」は、デザイン・映像・フォトの分野に特化したデザイン・映像学部と、スケートボードに特化したスポーツ・デザイン学部にて即戦力を育成する専門スクール。講師を務めるのは業界で活躍する現役クリエイターで、今業界で必要とされるスキルを学べます。また、各スクールでは定期的に説明会がおこなわれています。
2025年1月23日(木)
インタビュー

【トビラの先輩インタビュー】笑顔と驚きを届ける"ヒーロー"のデザイン

「遊び」の経験がデザイナーとしての幅を広げてくれる――学生時代のことを思い出していただいて、今の仕事につながっていると感じる学びがあれば教えてください。仕事で3D CADを使うことがあるのですが、大学の授業でしっかり技術を身に付けられたことはとても役立っています。3D CADは空間把握能力に優れているので、平面で描いたものが横からどう見えるか確認したいときなどによく活用しています。学生時代はガンプラ(ガンダムのプラモデル)にハマっていて、よくガンプラのパーツをつくっていました。それで大学3年生のときにCADのコンペに出展させてもらったところ特別賞をいただいて、さらに自信につながりました。――では、おもちゃづくりはそこから始まっていたと言っても過言ではないですね。確かにそうですね。3Dプリンタも学校にあって自由に触れる環境だったので、休日や夏休みに一人で大学に行って誰もいない部屋でのびのびと使っていました。これも最初はガンプラのパーツづくりがきっかけで触りはじめたのですが、最終的にはオリジナルで考えたキャラクターのフィギュアをつくったりしていました。考えてみると、その頃からやっていることはあまり変わってないですね(笑)。――有澤さんはどんな学生でしたか?出席日数もギリギリで、真面目な学生ではなかったと思います(笑)。好きなものに熱中しすぎるところがあって、家にいてもプラモデルや3D CADなど、何かしらにずっと触れてつくっているんですよね。課題もやらなくてはいけないのですが、楽しいこともやめられませんでした。大学の先生たちからも、学生時代はたくさん遊んで、やるときはしっかりやることが大事だと教わったので、メリハリだと思って寝る間も惜しんで遊んでいましたね(笑)。――今の高校生に対して、デザイナーになるためにやっておくといいと思う有澤さんなりのアドバイスがあればお願いします。好きなことに貪欲になってたくさん遊ぶこと、そしてその中でさまざまな経験をすることは将来必ず活きてきます。僕自身そういう部分があったからこそ今の仕事に就いていますし、やることさえしっかりやれば多少ハメを外しても大丈夫だと僕は思っています。もちろん手を動かすことも大切ですが、楽しければ楽しいほどその情報は頭にずっと残るはずなので、高校生のうちはとにかくインプットして自分の中の引き出しを増やしてほしいですね。実際に今の仕事でも、子どもの頃に地元で流行っていたものや遊んだもの、大学時代の楽しかった記憶、それに加えて今現在日常で気になるさまざまなものを総動員してアイデアを考えています。――遊びの引き出しがたくさんあることが役立っているということですね。現在、 お仕事される中で最もやりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?自分の手がけたものが形になり、商品化されたときです。休日によくおもちゃ屋に行くのですが、店頭で自分が手がけたおもちゃを手にした子どもを見るととてもうれしいですね。あとは仕事帰りの電車で子どもがお母さんに「これ買って」と言っている光景を見かけることがありますが、その商品が僕の手がけたものだったりすると、うれしくて疲れも吹き飛びます。――最後に、目指すデザイナー像があれば教えていただきたいです。漠然とした答えですが、劇中のアイテムでも玩具でも、やっぱりおもしろいものをつくっていきたいと思っています。おもしろさの中に驚きやかっこよさがある、視聴者や子どもたちの意表をつくような作品がつくれたら最高ですね。文:開洋美 撮影:井手勇貴 取材・編集:萩原あとり(JDN)
2024年12月25日(水)
インタビュー

【トビラの先輩インタビュー】笑顔と驚きを届ける"ヒーロー"のデザイン

デザイン・クリエイティブの学校を卒業し、クリエイターとして活躍する先輩を取り上げる「トビラの先輩インタビュー」。第2回目に登場するのは、プロダクトデザイナーでキャラクターデザインにも携わる有澤英飛さんです。有澤さんは大阪芸術大学でデザインを学び、卒業後、玩具やテレビキャラクターなどの企画・デザインを行う株式会社プレックスに入社。誰もが知るヒーローコンテンツのスーツや武器などのデザインを手がけられてきました。そんな有澤さんに、学生時代からデザイナーとして活躍されるまでのお話を伺いました。子どもの頃からの「好き」が仕事に――有澤さんの経歴と現在のお仕事内容を簡単に教えてください。高校卒業後は大阪芸術大学のデザイン学科で、プロダクトデザインを専攻していました。2021年に新卒でプレックスに入社して、今はプランニング・デザイン部という部署でプロダクトデザインを担当しています。主には取引先のバンダイから発注を受けて、玩具などの企画提案を行っています。――具体的にはどういったものを提案されるのですか?僕はプランニング・デザイン部の「スーパーヒーローチーム」というところに所属していて、ヒーローシリーズものに関連するアイテムの企画提案が中心ですね。例えば番組劇中でヒーローが使用する武器やベルト、剣といった小道具のほか、バンダイのフィギュアや玩具などです。仕事の流れとしては、発注がきたらまずは簡単なデザイン案をチーム内で出し合い、社内コンペを行います。そこで通った案をバンダイとの企画会議に持って行き、細かい調整を経てプレゼン用のデザイン案を作成します。その後、版権元や映像制作会社との打ち合わせを行い、そこでブラッシュアップしたものを精密なデザイン画として描き、造形会社に制作してもらいます。――有澤さんがデザインの仕事を意識されたのは、いつ頃だったのでしょう。意識したのは高校の終わりくらいです。僕は中学、高校とあまり勉強が好きではなく、特に進路の希望もありませんでした。でもアニメを見たり絵を描いたりするのは子どもの頃から好きだったので、デザイン系の大学なら楽しいかもしれないと考えたんです。偶然にも、通っていた高校の図書室の司書の方が大阪芸術大学の出身で、いろいろ話を聞くうちに行ってみたいと思うようになりました。そこで高校2年の終わり頃から、司書の方に教わってデッサンの練習を始めました。勉強は頭に入ってこなかったのにデッサンはとても楽しくて、当時はイラストを描く仕事に就きたいと思っていましたね。――美術予備校には通わずにデッサンを学ばれたのですね。イラストからプロダクトデザインに専攻を変えたのは、何かきっかけがあったんですか?大阪芸術大学では専攻を絞るのに1年間の猶予期間があり、ひと通り学んでみて2年生に上がるタイミングで決めることができます。最初はイラストかグラフィックデザインで迷っていたのですがどちらもしっくりこず、純粋にいちばん楽しいと感じたプロダクトデザインを専攻しました。専攻した時点では実は家具デザイナーに憧れがあり、大学3年生のときに大手家電メーカーのインターンシップにも参加しました。ところがプレッシャーから失敗してしまって。自分が本当に好きなものはなんだろうと改めて考えてみたんです。そのときに、幼少期にアニメのおもちゃやプラモデルが好きだったことを思い出し、憧れよりも本当に好きなものを追求しようと玩具メーカーへの就職を決めました。僕自身子どもも大好きなので、子どもが笑顔になれるものをつくりたいと思ったことも大きな理由です。ヒーロースーツのデザイン案 遊び心を忘れないデザインを――これまでに担当されたお仕事の中で、特に印象的だったものはありますか?入社して間もない頃に、ヒーローと闘う敵が着用するスーツのデザインを任されたことがありました。僕の案がコンペで通ったのですが、そのときに初めて版権元との会議に出席し、最終的な造形チェックまでさせてもらいました。一つの作品ができあがる過程を目の当たりにできたのは、とても感慨深かったですね。あがり症な性格の上に入社後すぐのことだったので、本当に自分の作品でいいのかなという不安もあったのですが、子どもの頃から親しんできた番組に自分の手がけたアイテムが登場したときは本当に感動して、両親にも連絡しました。――それはうれしいですね。ヒーローもののアイテムのデザインということですが、デザインされるにあたって、苦労された点などはありましたか?絵だけで見ると違和感なく見えるものも、実際に人が着るとなると細部の形状が気になったり、パーツ位置などがズレてしまったりするんです。当時はそういったことがまったくわかっておらず、実際にスーツとして再現されたときにマスクの覗き穴がおかしな位置にくるようなデザイン画を描いてしまったこともあります。2Dと3Dの違いに最初は苦労しましたが、とてもいい勉強になりました。また、スーツアクターの方は僕がデザインした服を着て動き回ることになるので、できるだけ動きを邪魔しないようなデザインにも配慮しています。――社内のアイデア出しはどんな雰囲気で進んでいくのですか? チームにはだいたい10人弱のメンバーがいるのですが、最初は大喜利のような雰囲気で和気あいあいと進んでいきます。アイテムをつくるときは大前提となるテーマに沿ってデザイン案を考えるのですが、僕が常に意識しているのは遊び心を忘れないデザインです。――例えばどのようなものがアイデアのもとになっているのでしょうか?普段からいろいろ見るようにしていて、目に入ってくるあらゆるものがヒントになっています。例えば日常生活の中で電球がチカチカ点滅する様子だったり、街なかを歩いていて目についたおもしろい造形だったり、何気ない些細なことでも気になったものは心に留めておき、自分の中の引き出しを増やすようにしています。チョコレートとポテトチップスがモチーフの武器。手で握る部分のチョコが溶けていたり、ポテトチップスの袋から中身が勢いよく飛び出していたりするデザインに遊び心を感じる次ページ:「遊び」の経験がデザイナーとしての幅を広げてくれる
2024年12月25日(水)
コラム

【卒業制作展2024】受験生必見! 美大・デザイン系学校の卒業制作展へ行こう

美大・デザイン系学校ならではの一大イベント「卒展」って?写真提供:阿佐ヶ谷美術専門学校 毎年1~3月にかけて開催される卒業制作展(以下、卒展)。主に美大や美術・デザイン系の専門学校で学んだ学生が、最終学年で取り組む卒業制作課題の作品展示会です。卒業制作とは、一般的な大学でいう卒業論文のようなもので、学業の集大成といえます。そのため、会場に並ぶのはオープンキャンパスや学園祭での展示作品よりも、さらに力の入った大作ばかり。本記事では、そんな卒展の魅力を写真とともに紹介していきます!美大・デザイン系の学校の卒業制作展は、デザインノトビラ「イベントをさがす」ページから検索できます。ぜひ活用してみてくださいね!受験生にとって志望校の卒展は必見!その理由は……写真提供:阿佐ヶ谷美術専門学校 学生が自由にテーマ設定を行い、制作を進める卒業制作。作品は数か月~約1年という長い時間をかけてつくられます。学生生活最後の作品で、思い入れも強いはず。そんな作品群を観れば、その学生が何を学んできたのかが見えてきます。会場では、ぜひ「もし自分だったらどんな作品をつくるだろう……」と、数年後の姿を想像してみてください。自分がやりたいことと、その学校で学べることを照らし合わせることで、志望校も絞られていくはずです。写真提供:長岡造形大学 また、卒展の会場は学校のキャンパス内であったり、美術館であったりします。いずれにしても、比較的大きな会場で展示が行われることが多く、展示手法もさまざま。社会人やギャラリーの関係者が訪れることもある本格的な展示の場ですから、進学を考えている皆さんにとっても、多くの学びを得られる機会であることは間違いありません。写真提供:長岡造形大学写真提供:長岡造形大学 写真提供:阿佐ヶ谷美術専門学校 写真提供:東京工芸大学 写真提供:東京工芸大学 ちなみに、東京では「東京五美術大学連合卒業・修了制作展」といって、東京五美術大学と呼ばれる多摩美術大学、女子美術大学、東京造形大学、日本大学芸術学部、武蔵野美術大学が合同で開催する卒業・修了制作展があります。ただし、同展ではデザイン系学科・コースの作品展示はないため要注意。油絵や日本画、彫刻などのファインアート系の学科展示が行われます。一方で、5大学の作品を同時に見て特色を知ることができる機会でもあるので、首都圏で美術系大学への進学を考えている人にはおすすめの展示です。卒展関連イベントを実施する学校も中には、作品展示のほかに、卒展に関連した受験生向けのイベントやミニオープンキャンパスを開催していたり、卒展をまわるツアーを実施していたりする学校もあります。せっかくの機会にイベントを見逃さないよう、事前に詳細をチェックしておくと安心ですよ!志望校の卒展はいつ開催される? まずはスケジュールをチェック!写真提供:東京工芸大学 学業の集大成を見ることができる卒展は、志望校を選ぶにあたりとても参考になります。高校1、2年生のうちからスケジュールをチェックして、複数の卒展を訪れておくのがおすすめです。デザインノトビラでは、卒展の情報を簡単に検索できます。「イベントをさがす」ページの「イベント種別」で卒業制作展・卒展を選択して、ぜひ探してみてくださいね!※本記事の掲載写真は2022年度以前に開催された卒業制作展で撮影されたものです
2024年12月6日(金)

卒展作品

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