オープンキャンパスは進学先を絞ったり、志望校への理解を深めたりするのに重要な機会。多くの美大・デザイン系の学校では、在学生が授業課題や卒業制作でつくった作品が展示されるため、学びのイメージをより具体的にすることができます。ほかにも学科や専攻ならではのワークショップや個別相談会、施設ツアーなど、学校ごとにさまざまなプログラムが用意されています。
オープンキャンパスは通年開催のところもありますが、最も充実するのは夏休み期間を含む7月~9月ごろ。ぜひ高校1・2年生のうちから参加を検討してみてくださいね!
基本的に、制服・私服のどちらでも大丈夫です。ただし、体験授業やワークショップの作業内容によっては画材や道具を扱ったりすることもあるため、汚れてもいい服や動きやすい服がいい場合も。判断に困ったら、問い合わせてみましょう。
夏の暑い時期の場合、建物内は冷房が効いていて寒いことがあります。羽織るものを1枚持っていくなど体温調節ができると安心です。また、 敷地の広い大学・学校ではキャンパス内をたくさん歩くこともあるので、足元は歩きやすいスニーカーや履き慣れた靴がおすすめです。
筆記用具さえあれば大丈夫? 他に必要なものって? 大事なオープンキャンパスの当日に慌てないよう、持ち物は事前にチェックしておきましょう。
■必須の5アイテムはこれ!
◯A4サイズの資料が入る大きめの鞄
会場では大学パンフレットやチラシ・冊子などの資料を受け取ることがあります。紙袋やトートバッグと一緒に渡されることもありますが、長時間キャンパスを歩き回ることを考えると、ひとつにまとめられる大きめの鞄が便利。特に、リュックタイプは両手が空くのでおすすめです。
◯お金
会場までの往復交通費のほか、昼をまたぐ場合はランチ代や飲み物代も用意しておきましょう。学内の売店ではオリジナルグッズや学生がつくった雑貨などを販売しているところもあるため、気になる人は余分に持っておくと安心です。
◯ノート、メモ帳
せっかく得た情報を忘れないよう、ノートやメモ帳を持参しましょう。説明会や個別相談などでは手元に用意し、すぐに書き込めるようにしておきます。学内ツアーの際は立ちながらでも書きやすいメモ帳やバインダーがあると便利です。
◯筆記用具
筆記用具はシャープペンとボールペンを用意しましょう。メモや書類の記入などに必要です。また、マーカーや付箋があれば配布資料にマークをつけることができ、振り返りがしやすくなります。
◯スマホ
会場の行き方を調べたり、事前申込の画面や電子チケットを表示したりするのに必要です。また、キャンパス内をスマホのカメラで撮影しておくと後で見返すことができます。
進学先を検討する際、大学パンフレットやWebの情報だけでは解消しきれない疑問や不安を抱えている人も多いのではないでしょうか? そんな人は、オープンキャンパスの個別相談を活用しましょう。
先生や職員、在学生などに直接話を聞くことができる貴重な機会ですから、自力で調べられること以外を聞くのがポイントです。何を質問すべきかわからないという人は以下を参考に質問リストをつくってみてください。作成したリストは当日忘れずに持っていきましょう。
教授・講師への質問編
相談相手の先生が所属する学科・専攻に絡めて、学びの内容や入試、就職状況などを質問してみましょう。
◯学科・専攻の雰囲気や特徴、学べる内容について
◯学科・専攻ごとの就職活動のサポート、就職動向について
◯入試準備のアドバイス
◯学科選びについてのアドバイス
職員への質問編
学科・専攻ごとの学びの内容もそうですが、就職課などで実施しているキャリア支援や入試、留学、奨学金といった制度に詳しいのが職員の方々です。
◯就職・キャリア支援の体制について
◯入試制度について
◯寮生活のことについて
◯奨学金や学費サポートの制度について
◯留学制度について
◯その他、学生生活全般について
在学生への質問編
体験談を含め、学生目線の意見を聞くことができます。率直な疑問や不安に思っていることなど、なんでも聞いてみましょう。
◯体験談を交えた入試対策のアドバイス
◯学科や専攻の雰囲気、実際の授業の雰囲気について
◯入学してわかったこと、想像と違っていたこと
◯入学してよかったと思うこと
なかには、自分で制作した作品やデッサンを持参可能とする大学・学校も。その場合、先生や講師から実技のアドバイスをもらえることがあるので、事前に調べてみましょう。
デザインノトビラでは、デザイン・クリエイティブの学校を対象に、オープンキャンパスの開催情報を会期や開催場所、学べる内容から検索することができます。
検索方法は、サイト内の「イベントをさがす」ページを開き、「イベント種別」で「オープンキャンパス・説明会」を選択するだけ。ぜひ活用してみてくださいね!