子どもに、骨折時の安静や治療に必要なギプスの必要性を納得させることは、難しい。
そこで、治療の3段階である「横にふたつに割れる炎症期」「内部の血管が繋がった状態を表現した修復期」「回復しつつある状態を表現するために縦に割って可視化したリモデリング期」の骨の状態を視覚情報と触覚情報から理解を促すためのデザイン要素を明らかにすることを目的として、3つのオブジェクトで構成したツールを開発した。
骨の内部構造のリアル感を追及するのではなく、ある程度デフォルメすることで子どもが興味を持って手にし、医療者への質問などに繋げ、理解を促すことができるツールとした。