立命館大学と一般財団法人大阪デザインセンターが、デザインを基軸に、関西地域における産業振興と研究・教育の接続を推進するための連携・協力に関する協定を締結しました。
同協定は、立命館大学が2026年4月に新設するデザイン・アート学部/研究科における研究・教育活動と、関西地域におけるデザイン振興の実践拠点として活動を続けてきた大阪デザインセンターの連携により、総合大学の知と地域産業の実践をつなぐ、デザインを軸とした共創の基盤づくりを進めることを目的としています。
同協定が柱とする取り組みは3つ。1つ目は「デザイン経営・デザインマネジメントの知と実践をつなぐ共創拠点の形成」で、研究成果が企業の現場で活用されて、企業の実践から研究課題が導かれるような、双方向の知的循環を促します。2つ目は「関西地域の中小企業と連携し、デザインを基軸とした新たな事業価値・社会価値の共創」で、商品開発やブランディングにとどまらず、企業の組織づくりや人材戦略などを含む中長期的なビジョンの構築と実現を目指すもの。
3つ目は「インターンシップとリスキリングをつなぐ学びの循環モデルの構築」で、学生向けのインターンシップやフィールド型プログラムなどを開発・実施するほか、企業人や実務家が大学において理論的知見や研究成果に触れる機会が設けられます。ここで生まれる学びの循環により、関西地域の産業基盤を支える新たな学習モデルの構築を目指すとしています。