海水から塩を造るように、流れる環境音を丁寧に切り取った上で、音楽と環境音の境界線上を縫い合わせるような音作品を制作した。
環境音自体には手を加えず、そこで鳴る微かな物音から音楽的な要素を導き出し、それを軸に編曲を加えていく。
普段、生活の中で聞き流されている環境のノイズに耳を澄ますことで、日々の営みや季節の移ろいをもう少しだけ好きになれるのではないでしょうか。