大学生活で自分が発達障害だと知った監督。自分の見る景色を映画にしたいと考え、自身が経験してきた高山祭や祖母との関係を基に、生まれ育った飛騨高山で撮影した。
高山に住む兄弟2人。弟の勝(23)は自閉症を抱え家に引きこもる。兄の章(25)は仕事を終え勝とスーパーに行くのが日課。ある日、勝は公園のベンチに横たわる美和子(78)を見つけ声を掛ける。美和子の事が心配になった兄弟は、一緒についていく。