留学生を自律的学習に導いた日本語学習ツールとその学習環境の考察。
本学の留学生は日本語の壁によって学内で多くの悩みを抱えている。授業の観察と留学生へのヒアリングから日本語教育におけるカタカナ語学習の不足が見つかった。
かるた型のカタカナ語学習ツールを制作し、計10カ国からの留学生に対してテストをした。その結果、能動的な学習を促すこと、日常生活と日本語学習のリンクの二つを達成。さらに傍聴していた日本人に対しても、留学生の学習環境への理解を促し、問題意識を醸成した。