私たちの記憶は曖昧で、絶え間なく形を変え、いつかそこから消えてしまう。自分という存在や、今ある記憶が数分前に誰かに作られたものだったとしても、私たちはなんの疑いもなく生きていく。
ただ、なんでもないような風景が脳裏に焼き付いて離れないことがある。そんな曖昧でなんてことない記憶を、身体・音楽・映像を用いた総合的舞台として表現する。