近代の合理性の偏重により均質化したまちでは、五感体験が薄まり、それがまちに対する無関心化の一因となっている。これはまち中での多様で日常的な活動の回復や、居場所づくりを難しくしている現状にも繋がる。五感の中でも「触覚」は人の感情や関係性に密接に関わることが様々な研究により明らかになっているが、まちへの応用はまだ少ない。そこで本研究は「触覚」に着目した、まちの空間体験を豊かにするための基礎的な研究として以下を行った。
KANABIクリエイティブ賞2023 卒業・修了制作部門 学長賞