私は昔から子どもと関わる機会が多くあったため、子どもを育てている家庭が抱えている問題を解決できる提案をしたいと思い、「共働き家庭の親子の時間を充実させる方法」についての研究を行なった。
調査を通して「親子で過ごす時間が必然的に少ない」という問題があることがわかった。そこで私は、親子で一緒に過ごせる短い時間をより充実させるための提案として、「かぞくのドリル」を制作した。
「かぞくのドリル」は、親子間の交換ノートのように日々の出来事を伝え合うページがメインになっており、子どもが設問に沿って答えたことに対し、父親と母親それぞれがコメントを書けるようになっている。また、メインのページとは別に、「ありがとうチケットをつくろう!」や「絵しりとりをかぞくみんなでやってみよう!」などの「お楽しみページ」も用意しており、このページも親子で一緒に取り組むことができる。
ドリルは、小学1・2年生用、3・4年生用、5・6年生用の合計3種類を用意した。学年が上がるにつれて、両親にネガティブな質問などもできるようにしており、親子でより深い対話ができるようになっている。