四季を楽しむ暮らしや質素で研ぎ澄まされたものづくり、おもてなしの心など、日本文化や美意識に惹かれ、日本文化を背景に“情緒的価値のある家具”をテーマに研究してきました。使う人の気持ちに寄り添った、暖かく親しみやすい表現を目指しました。
「Palette Table -波紋-」
日本のちゃぶ台の魅力を見直すことを目的に、令和の新たなちゃぶ台の造形研究を行いました。自分自身や他者とのコミュニケーションの取り方をデザインしました。
「Waon -和音-」
長さと角度の異なるアクリル板で上下左右に曲線をつくり、骨組みの存在を消すことで、オーロラのような浮遊感を表現しました。和紙のプリーツ形状から、お経やメロディーを感じ、和音と名づけました。
「lamp stool -蛍-」
コロナ禍で自宅にいる時間が増えたことから、不安な時間に“安らぎと楽しみのきっかけ”を与え、私たちに寄り添ってくれるような椅子と照明が一体となった家具をデザインしました。組み立て式で、照明のスタンドが背もたれになります。
2022年:「A' DESIGN AWARD & COMPETITION, 2022」『BUTAI』Furniture Design, BRONZE A' DESIGN AWARD
2023年:「A' DESIGN AWARD & COMPETITION, 2023」『lamp stool』Furniture Design, BRONZE A' DESIGN AWARD
「A' DESIGN AWARD & COMPETITION, 2023」『Waon』A' Lighting Products and Fixtures Design Award, IRONA' DESIGN AWARD
「Lightning DESIGN AWARD, 2023」『Waon』custom lighting, Student category