都会の暮らしに“自然”は足りているか?人は“自然”に暮らせているだろうか?
「“自然”と繋がることで人間のストレスを緩和する」その点を考え抜いた建築を作りたかった。地上エリアは受動的な自然を享受する場、地下エリアは能動的に自然を享受する場である。
地上部中庭からの景観はどの角度からも緑視率30%以上に設定、緩やかなスキップフロアで構成された居住ユニットを自然の風が通ってゆく。
地下エリアでは天候や気候に左右されずに人々が活動する。外部に繋がる共用棟と集会所を設置することで地域を巻き込んだ大きな環境を造り出す。
自然・人・地域がこの建築を介して循環する。そんな想いを込めて「ループ」と名付けた。