私の卒業設計は、人間と自然の共生について問うような作品です。
現在いたるところで都市開発が進む中で、反対に自然環境はどんどん破壊されているのではないでしょうか。計画地である隠岐の島は、様々な歴史を経て独自の生態系を持つ自然豊かな島です。隠岐の島の生態系を守るために、今までのような人間と自然が平面的に重なる環境ではなく立体的に重なる"層"となり、互いに干渉せず繁栄していく。そんな共生のあり方を考えました。
また、発電方法やマテリアルについても、再生可能や循環型のものにすることでSDGsとも密接した作品となりましたが、地球の課題である環境問題を完全に解決することは難しいと思います。私の卒業設計を通して、みなさんにも「人間と自然がうまく付き合っていくためにはどうすれば良いのか」を考えていただけたら嬉しいです。