今回、卒業研究として、ソロキャンプの不便を解決するために、側面に大きな開口部を持つ、収納ケース兼テーブルである「QUICK ACCESS」を企画・制作しました。
キャンプ場などでフィールドワークを行い、キャンパーの行動を観察してみると、多くのソロキャンパーは、荷物を減らすために収納ケースをテーブル代わりに使用していることや、その場合、収納ケースの蓋をテーブルの天板として使用していることがわかってきました。そして、収納ケースの蓋をテーブルの天板として使用する場合、「蓋をよけずには中のモノを取り出せない」という問題があることが判明しました。
その問題を解決するために企画・制作したのが、この「QUICK ACCESS」です。側面に669×158mmの開口部を持ち、蓋を開けずに中のモノが取り出せる構造になっています。また70Lもの大容量でありながら、約6.5kgと軽量で、軽自動車にも積載可能なサイズとなっています。更に、側面に鉄板を使用することで、荷重に耐える構造、椅子として使用するのにもちょうどよい構造にしました。
この「QUICK ACCESS」でソロキャンパーのキャンプを快適に出来ればと考えます。