妖怪に親しみのあるまち・調布と防災対策を掛け合わせた「わが家の妖怪ぼうさいマップ」を提案する。
「わが家の妖怪ぼうさいマップ」とは、家の中に焦点を当てた防災マップだ。各家庭専用の防災マップをオリジナルシールを用いて制作する。制作したマップを家族や近隣の住民と共有し、コミュニケーションを取ることで災害への備えを楽しみながら行える。
防災マップ制作に使用するオリジナルシールは2種類ある。間取りを描く「壁・窓・家具シール」と、家の中の危険、安全な場所に貼り、目印をつけることができる「妖怪シール」である。妖怪シールを目印にすることで、視覚的に分かりやすく自身や他者に伝えられるようになっている。
そして、「わが家の妖怪ぼうさいマップ」を使う機会を増やすためにワークショップを開催する。ワークショップ用のマップには、あらかじめ架空の家の間取りが描かれており、初めて体験する人が取り組みやすいように工夫している。
本研究を通して、調布市民の防災意識を高め、災害への備えが日常的に行えることを願っている。