野宿する場所を見つけるのも難しい現代、たとえ寝る場所を確保できたとしても、寒さと暴行の危険に身体を緊張させながら過ごすことになる。
野宿者が夜、安心して眠れるように、社会的弱者に寄り添うことこそ、「ともに生きる社会」の在り方である。真の公共性とは何か。その問いを探しながら、寿町の支援者、住民との対談を通して、公共空間で安心して野宿できる家具の提案をする。