本作品は、「夜の表現演出の研究」をテーマに制作したデジタル手描きアニメーションです。
夜の街並みを描くと同時に、キャラクターの心情やシーンの雰囲気に呼応するような空気感を背景にも与え、演出することを目指しました。
ストーリーは幼い頃に持っていた「夜はお化けがいるから外に出てはいけない」というイメージを起点に膨らませてゆき、主人公の女子高生がある事件をきっかけに深夜の街で不思議な生き物たちに遭遇する物語を創作しました。
主人公は普段立ち入らない夜の街を歩き、はじめは当惑し非日常の特別感を抱いていますが、やがて街並みに慣れてだんだん楽しくなったり、突然もののけと出くわして恐怖を感じたりと、身の回りの出来事に対してさまざまに感情を変化させます。その感情の変化に合わせて、作画した背景にエフェクトや色彩の変化をつけていきました。