アプリ「フォトバース」は、子どもが疑問に思ったものや面白いと思ったものを撮影し、その撮影した写真を表示して、親子の対話をいつでも振り返れるように録音する。
アプリのUIでは、子どもの操作のしやすさの工夫や、より親子の対話が弾むようにロボットをモチーフとしたキャラクターを登場させて写真に対しての問いかけを行う機能を搭載した。
フォトアルバム「はてなブック」は、アプリ内で子どもが撮影した写真を1冊の本としてまとめる。写真と問いかけ文を記載して、親子がもう一度振り返れるようにする。また、その写真をもとに会話した録音データをQRコードとして読み込めるようにすることで、何年経っても親子の会話を残せるようにした。そして会話内のキーワードを抽出することで、子どもの興味を可視化させ、親の知らなかった子どもの新たな関心を発見できる工夫を行った。
これらの成果物を用いて親子でまなざしの共有を行うことで、質問期の子どもの言語能力を促進させて思考力を培い、親が子どもとスマートフォンの関わり方を見出すことで、育児や子どもとの対話に対してより向き合いやすくなることを期待する。