愛着を生み出すバス停提案 ~千葉市花見川区のモビリティマネジメント~

  • グラフィック・イラスト
  • プロダクト
  • インテリア・空間
  • Web・ゲーム・CG
item.sCaption

千葉市花見川区「花島公園バス停」を研究対象場所とし、「愛着性」に注目したバス停提案を行った。

目的はバス停利用者のバス停の認識を「待つ」場所から「使う」場所に変化させ、「バス愛着」と「地域愛着」を生み出すことであり、ターゲットは「小学生低学年以下と高齢者」、提案内容は「折り鶴を利用した社会貢献への参加ができるバス停」である。

バス停利用者に千羽鶴を作ってもらい、病院施設等に寄付をし、バス停では寄付先の情報を共有する。バス停利用者は社会貢献への参加ができ、寄付先の情報を見ることで地域との繋がりを可視化できるという仕組みである。また、折り紙を「折る」という行動の中で「教える」という行動も生まれると考えられ、利用者同士の交流が生まれる。

バス停を使ってもらうための工夫として、折り鶴の回収場所を「桜の木のモチーフ」にし、回収場所に折り鶴を入れていくと折り鶴によって木に彩りが付き、バス停が活性化される仕組みを取り入れた。

人は「使う」ものに愛着が湧きやすいため、バス停を「待つ」場所から「使う」場所に認識を変えたことでバス停自体への愛着を生み出し、バスへの不安感減少に繋がると考えられる。

卒業年度
2023年度

2023年度 千葉工業大学 創造工学部 デザイン科学科 卒業研究展 の作品一覧