街を縫うように整備されたその川は、私がよく目にする場所よりも、ずっと遠くから湧き出ており、そして遠くの海まで流れていく。たったそれだけのことにも関わらず、その状況を大きなスケールで捉えてみると、ただのなんでもない川が、とてつもなく壮大なもののように見えてくる。
単なる近隣の川というスケールから拡張し、偶然性を多分に含ませるため、川に印画紙を沈め、瞬間的に光を当てる。
この行為によって川の流れと波長としての光という、二つの波が偶然にもぶつかり合う。
描き出されたそれらは全て異なり、高い所から低い所へと流れていく、一定の方向性を持つ元の川の存在は遠くへと離れていった。
星や何かの生物、顔のようにも見えてくる。狭く長い流れがやがて辿り着く場所は広大で、不確定な要素に満ちていることを示唆しているのかもしれない。