これは私が過去に体験したことです。生活の中で起こる些細な出来事が共通点を持って、繋がった人、場所、もの、全てが少しずつ私の中に残っていく。もしかしたらこの作品も、誰かの中に残るのかもしれない。そうやって残ったものが、思い出して少し優しい気持ちになったり、周りにあるものを愛おしく感じさせるのかなぁ、などと考えながら制作していました。
先生に怒られた話は、当時はもちろん"嫌な出来事"として残っていましたが、今思い返してその話をしてみると"面白かったこと"として残っていることに気づきます。それは私の生き方、経験、ものの見方の変化などに応じて起きることで、それらを見つめ直しながら制作する過程は私にとって新鮮でした。
ちなみに作中に弟が出演しますが、本人には見せていません。というか出演することすら伝えていません。夕飯に出てきたコロッケ4つを、3つ食べられて許せない、なんて言いましたが、もしこれを見て遠慮して半分コロッケを残すようになってしまったらお姉ちゃんは悲しいです。足りなければ4つと言わず8つ買ってくるので、好きなだけ食べてね。一緒にご飯を食べられることが私にとって、大切で、幸せなことです。