仮想空間VRChat上にいる声を出したくない人=「無言勢」でも楽しめ、なおかつ視覚的にも印象に残りやすいアバター「ふたば」の制作を行った。左右それぞれ7種類のハンドサインに応じて表情が変化する。また、感情の機微をより印象的に見せるため、表情によって頭上の双葉が変形したり、花が咲いたりする。
実際にVRChatでアバターを動かして検証を行ったところ、初対面のユーザーの方から「表情変化がかわいい」「頭の花が咲いて見ていて楽しい」といった好意的意見が得られるなど、言葉なしでもとても楽しくコミュニケーションができた。
また、こちらの意図や気持ちが伝わったか検証するために、コミュニケーションの最後に写真を一緒に撮ることを目標にアプローチした結果、5人中4人と最後に写真を撮ることができた。言語以外の視覚的な情報がコミュニケーションの助けになったと強く感じた。