手法を学ぶとき、写真として居る画面は記録としての役割を果たす。一方で、作者の価値観やどんな視点を持っていたか探るために写真を見つめると、写真は記憶として存在していると思う。写真とは記録であり、記憶である。
ゼミのプリントスタディーでエドワード・ウェストンに出会いました。「Pepper No.30」「Cabbage Leaf」など、大判カメラで最小の絞りを用いて被写体の造形が映し出されている作品はとても魅力的です。彼がもし、令和に生きていたら。活躍した1930年代から私たちの生きる現代までの時代経過の意味を込めて、デジタルとカラーで制作しました。