自殺してしまったれい子が後悔する物語。れい子が自分の人生を振り返り、最後に何かを伝えようと受話器を取る。
この作品のテーマは懺悔で、作中に出てくる公衆電話ボックスは懺悔室をイメージしています。自分のしたことを後悔するれい子が、最後に電話が繋がり、誰かに話すという場面は私なりのれい子の救済として描きました。
れい子が生きていた場面は色んなものに溢れている色彩豊かな世界で、死後の場面は公衆電話ボックスだけが暗闇の中にポツンとある静かな世界という、私がイメージする「生と死」の世界観をアニメーションで表現することができました。