女性の社会マナーとされている化粧の時間を短縮することが有意義な時間の使い方に繋がると考え、朝忙しい人に向けたコスメブランディングを考案した。
年代ごとに選ばれている化粧ブランドを比較した結果、年代が高くなるにつれシンプルで品質が良いものが好まれる印象があり、同時に、落ち着いた色味や高級感を感じられるデザインが好まれる傾向があった。一方で、保湿は品質の良いものを利用し、ポイントメイクでは手の出しやすい値段のモノを利用するなど使い分けている人も多いことから、ユーザーの好むシンプルなデザインと休日の化粧との差別化としてコストを抑えたブランド展開を行った。
ブランドカラーの浅葱色と朝顔の六角形を基本モチーフに、「自立可能で、机の上に直接置いておける」「形状、色づかいを他社と差別化し、見つけやすい」「化粧技術が乏しいユーザーでも利用できる」の三点を重視して、各アイテムとパッケージおよび販促ビジュアルをデザインした。