自分と同年代の大学生にとっての自己理解・成長に繋がる、自分に寄り添うお守りのような日記帳というアイデアを軸に、「若者が親しみやすい冊子を作る」「言語化の難しい記憶や価値観を残す」「自分を励ますお守りのような存在を目指す」ことを目的とした、ステーショナリーブランドを提案する。
日記のテーマを「記憶とリンクするもの」と組み合わせることができれば言語化の難しさを解消し、且つ記憶を取り出すことに有効ではないか考えた。また、毎日ではなく必要だと思った時に書き留める「備忘録」としての使い方が有効ではないかと感じた。
これら2つの仮説にもとづき検討を重ね、具体的なデザインアイテムとして、ブランドロゴ、音楽や食をテーマに“好き”が今の自分とどのように結びついているのかを記録する備忘録としての冊子「かき込むZINE」、その冊子の使い方を説明するWebサイト、リーフレット、ブランドカードをデザインし、制作した。