これから社会に出て働き始める大学生の中で、税金についての知識が少ない人をターゲットに、「税金ってこういうものなんだな」とその概要を把握し、税金に対する漠然とした抵抗感を減らすためのインフォグラフィックスをデザインし、展示用小冊子、配布用リーフレット、説明パネルに展開した。
制作に先立って行ったアンケートの結果から、税金の勉強をすることに面倒臭さを感じたり抵抗がある人が多いことがわかった。そこで、「税金の勉強をしている」という感覚ではなく、あくまでも「コンテンツを楽しんでいたら自然と税金の知識が身についていた」というアプローチの方が、より気軽に見てもらえるのではないかと考えた。
そこで、本制作および展示では税金のコンテンツであることへのとっつきづらさを和らげるために、オリジナルキャラクター制作と世界観の演出を行った。キャラクターは国税・地方税から生活する中で触れる機会の多いものを5種類選び、合計10種類を、「別の惑星から来た宇宙生物・ゼイリアン」という想定でデザインした。