デザインを大学で学ぼうと思っている高校生などのデザイン初学者が、デザインの枠組みやそれに対する考え方を広げるために「デザインとは何か」について自身で考えてもらうための授業を設計した。
先行して行ったアンケートから、初学者の多くがデザインとアートを混同していることが問題として浮かび上がった。これを打開するために、「デザインとはどんなものか」を考える時間を与え、自分が将来やりたいことを最初から明確にすることが必要だと考え、以下のような授業構成を設計した。
「デザインの領域について」…世の中、日常にあるデザインを知る
「デザインの話をする中でよく聞かれること」…デザインの理解を深める、デザインとアートの違いについて考える
「アンケートをもとにデザインを考える」…デザインの学びに必要なことを考える
「産業デザイン学科の特徴」…産業デザイン学科を知る、学ぶイメージができる
「受講後アンケート」
「質問・相談会」
上記を実践するためのアイテムとして授業スライドと配布資料を作成し、本学付属高校の生徒を対象に実際に授業を行った。