同年代の人との話の中で、「子供の頃に戻りたい」「昔の方が楽しかった」という悲観的な意見がよく出る。そこで、そういったネガティブな考えを払拭できるように、子供の頃と大人になった現在の心の移り変わりをポジティブに感じられるビジュアルイメージを制作しようと考えた。
周囲への取材から得られた小学生時代の青春エピソードやあるある話(休み時間のバカ騒ぎ・友達とのお絵描き・ゲーム・部活動・恋人と過ごす夏など)を、イラストレーションにアニメーション効果を付与し、映像作品として表現した。
過去のことを思い返すと悲観的になってしまう主人公が、小学校時代に大人になった自分に向けて書いた手紙を読むことで、様々な過去の出来事を前向きに感じられるようになるというストーリーで、鑑賞者が昔を思い返した際に、現状とのギャップを感じても悲しむことなく、過去の楽しさを現在の活力やモチベーションの向上などに活かすことができるようにという思いを込めた。