本作品は、言語に頼ることなく、曖昧な感情を曖昧なままに表現でき、他者に対して自己表現の難易度を下げる感性評価ツールである。
被験者は、大きさと重さの異なる感情を表現した4種類のパーツを、アルミ棒とアクリル板で構成された本体に自由に掛けていき、自身の感情を表現する。
パーツを掛けるリングは、天板のアクリル板を挟んでいる磁石に透明なゴムで吊り下げられており、磁石をスライドさせることによって、掛けたパーツの関係性を表現することができる。それにより、選択した感情パーツ、磁石の距離感、ゴムの伸び度合いの3つの要素によって感情を可視化し、被験者と相談者のコミュニケーションを補助することができる。