従来の平面的な地図や観光マップでは、現地の魅力や雰囲気などの情報は得られにくい。これに対し、通常のマップに高所からの全天球の画像を提供するVR技術を導入することで、立体的かつリアルな体験を提供し、閲覧している地域や場所の魅力を、効果的に伝えることができると考えた。
この高所からの視点は、通常では見ることのできない視点からの観光体験や、自分の位置や目的地周辺の情報を効率的に得ることも可能であると考える。
本研究では、VR技術を活用し、従来のマップに空中から360°を見渡せる定点・視点を用いたスカイマップを制作し、それが加わった地図では得られる情報や印象が変わるのかを検証した。