高低差があり、大量の雨が流れ込むアンダーパスでは、冠水事故が危惧されている。過去にはアンダーパス冠水による車両の死亡事故も発生している。
現在、施されている冠水の対処はどれも冠水発生後から行われている。そこで本研究では、グレーチングの下に取り付け、冠水前から水位を測定し、交通の遮断と整備の円滑化を目的とした水位計の外装ボディと取り付け機構の設計提案を行った。
この水位計はグレーチングの裏に取り付け台を溶接し、グレーチングに氷柱状に取り付ける。ボディ取り付け部分は最大90°まで可動することで周りに干渉することなく取り付けられる。取り付けの固定機構には三脚を参考にしてシンプルな動線での着脱を可能にした。