病院内で起こりうる“ストレス”を評価し、他者に共感を誘発するツールを提案した。
カタチのないストレスという感情にカタチを生み出し、立体のツールで心理的奥行きを表現した。
透明の5枚の板を使用し、自分のストレスのカタチに近いものを、自らの手で差し替えて評価する。重ね合わせることで、後方にストレスの要因が増えていくことが感情の重みづけとなり、複数の異なる表現を自由に重ねて見ることによって、ストレスのレベルを容易に他者に伝えることができる。
対象者は小学生以上の子どもで、言葉だけでは難しい感情の伝達や、数値という単純なものではないデザインの力で、家族や医療従事者とのコミュニケーションを補うツールと考える。