顔にできる思春期ニキビに対して、知識の浅い小学生は、無くしたい・隠したいという衝動から潰してしまい、痕が残り後悔する人が多くいる。それを回避するためには、早期段階で正しい治療に関する情報を提供することが大切である。そこで、ユーザが自分の状態を観察し、皮膚科での診察前のセルフチェックとして利用することを想定し、受診を促し、手軽に調べられて見返すことのできるデジタルツールを制作した。同時に皮膚科での利用も想定した仕組みも考慮した。
ユーザが今のニキビの状態に近い顔のイラストから、予防法や診療方法が把握しやすいように設計した。潰したいという衝動をエージェントとしてのイラストの顔に置き換えて確認できることが、本ツールの特徴である。また、全体のデザインを崩すことなく、病院ごとで異なる説明の文言を容易にカスタマイズできるようにPowerPointデータで制作し、研究サイトから提供できるようにした。