東京都八王子市では、八王子刑務所跡地にサードプレイスの提供を目指して「八王子駅南口 集いの拠点」を計画中である。本計画では、その飛び地として高尾駅に近い「狭間公園」の一部をリニューアルし、小規模な集いの場を提案している。
公園内を静と動の空間で構成し、カラフルな色を用いながら織物の町としてのイメージ、花や紅葉など四季の豊かな八王子のイメージを楽しむことができる空間とした。静のエリアでは円形、動のエリアは六角形で、アスレチックエリアや噴水エリア、イベントエリアなど、異なる要素と役割を持たせたスペースを公園全体に配置している。また、南東の傾斜を利用して、公園全体を見渡せるベンチ空間やシアタースペースなども配置し、幅広い年齢層の人々がそれぞれにお気に入りの居場所を見つけられる公園となっている。イベントエリアでは定期的にカフェの出店やマルシェの開催などにより、店舗や農産物のPRの場としても活用できる。