茨城県結城市では「結城市商業観光振興計画」を実施し、観光誘致に取り組んでいる。そこで、本研究では結城の魅力PR力を高め、リピーターを増すことを目的とし、結城の伝統に触れられる体験施設、地元食材をいかしたレストラン・カフェを設置した道の駅を提案した。
施設は地元野菜を堪能できる「レストラン・カフェ」と結城紬の着付け体験・機織り体験・桐下駄の制作体験が行える「伝統体験施設」、ゆでまんじゅうの調理体験・地酒の試飲・すだれ麩の制作体験が行える「食体験施設」の3つのゾーンで構成している。レストラン・カフェゾーンは名物の落花生をモチーフとした建物を中心に、テラス席を点在させ、伝統体験ゾーンではみんなで作り上げることを軸とした体験プランを展開、食体験ゾーンでも特産の食品・食材に触れてもらう体験プランを盛り込んでいる。観光客に結城市の魅力を伝えるとともに、地元の人を含めたコミュニケーションの場になると考える。