本研究の目的は、ドアの開閉にふさわしいデザイン要因を明らかにし、ドアの開閉サインとして実用できるものを作ることである。
デザインを提案をする前にドアの開閉についての予備調査を行った。ドアの前で立ち止まったことがある方、困っている人を見たことがある方はそれぞれ7割いた。
次に実際に使われているドアの開閉サインはどのようなものか現状調査をした。ドアの開閉サインを貼っている店90軒を回り、色・形・言語表記など6項目に分け、頻出度の高いものをふさわしいデザイン要因とし、これを基にデザイン案を3つ考えた。
凹凸で意識したデザイン、色で押引を表すデザイン、錯覚を利用したデザインである。これら3案をWebアンケートと実証アンケートで評価をしてもらった。結果は色で押引を表すデザインが票を集めた。デザインを設計した後、Webアンケートと実証アンケートを行ったことで、実用できるドアの開閉サインに近づけることができた。