新型コロナウイルス感染症の拡大により非接触で済む買い物の需要が増えている中、ケーキの宅配は現状困難なため、そこに着目した。本研究では、宅配を想定したケーキ箱のデザイン要素を明らかにし、提案することを目的とした。
発泡スチロールの特性は円滑な運搬に適していること、メーカの商品一覧などからは4号と5号が主流なことが明らかになった。ヒアリングを行う中でサプライズ性に欠ける事や取り出す際に崩れやすいという発見をし、上の2つとずれないということを念頭に置き、アイデア展開を進めた。
寸法は4号と5号のケーキを想定。開け方は開けてからケーキを取り出すのではなく、箱を開けると一気にケーキが目に入るようにした。また、メッセージカードを入れられるようになっており、サプライズ感を演出している。ケーキを置く面は手を入れる部分を広く取り、奥まで入れられる。
本研究は東京魚類株式会社と拓殖大学との共同研究である。