近年、ゲリラ豪雨と呼ばれる局地的な大雨が頻繁に発生し、全国各地で浸水被害が多発している。そこで考案したものが、水位センサーとスマートポールを一体として冠水の危険性を知らせるデバイスである。
水位センサーは集水桝内に設置することで、地面から水が溢れる前に冠水を予測でき、冠水しやすい施設や住宅街等で早めに対応することができる。センサーボディでは、水の流れに対応しつつ、メンテナンスのしやすさを考慮しキャップは簡単に取り外しが可能となっている。また、スマートポールでは防災的な役割も果たすことを考えた。冠水の危険を知らせ、リアルタイムで各地の水位データ送信機能を搭載しつつ、通常時には街路灯としての役割を果たす。
今後近い将来、水害が多い日本では水位センサー・スマートポールと共に災害から命を守る役割として普及していくのではないかと考える。本研究は、JSPS科学研究費の助成による共同研究の一環として研究を行った。