本研究では、子どもたちが樹木や自然に興味を持つ方法を見出すことを目的とし、樹木の種類、性質等を知ることのできる木育用轆轤挽き(ろくろひき)玩具をデザインした。
制作した轆轤挽き玩具は、①広葉樹と針葉樹の違いがわかる、②日本の伝統文化で用いられている樹木がわかる、③ドングリと樹木の関係がわかる、④同じ地域に生育している樹木と動物の関係を知る、⑤樹木によって材色や木目、重さや硬さが異なることがわかる、以上5種類である。
動物やドングリといった子どもたちが親しみを持つことができる要素を付加し、轆轤挽きによって加工したことで、手に取りながら樹木や自然に興味を持つことができる玩具になったと考える。