子供の思考力・創作力・想像力が養われることを目的とし、さわることやつくることができる要素を加えた絵本を提案した。
絵本は、学びとなる物語を“よむ”(思考力)、布・和紙・非木材紙・糸で制作した挿絵を“みる・さわる”(想像力)、登場する生き物や食べ物を構成するパーツを付加して“つくる”(創作力)要素を取り入れた3冊である。「どうぶつ なぁに?」はサバンナの動物の肌合い・柄・色、「やさしい かぜが ふくきせつ」は桜の木の変化による季節の変化、「おいしい くだもの めしあがれ」は果物の色・断面・食べ方がわかる絵本である。
みる・よむにさわる・つくるを加えたことで、子供の思考力・創作力・想像力を養う方法を提示できたのではないかと考える。