静岡県浜松市は有名な楽器メーカーが本社をおく音楽の街である。若いアーティストの活動を応援する施策なども試みてはいるが、若者の県外への流出が続いている。そこで本研究では、若い世代が地元浜松に魅力を感じる要素として、野外ステージの活用を提案する。
浜松駅に直結した複合施設屋上にある、2か所の広場をリニューアルした「音楽広場」と「太陽の広場」である。「音楽広場」は『音と街を繋ぐ』をテーマに、フェスやコンサートの実施を活発化し、「音楽の街浜松」を発信する場とする。「太陽の広場」は『音と人を繋ぐ』をテーマに、楽譜をイメージしたデザインで音に包まれるように感じられ、市民に親しまれる居心地の良い場とする。