「DVメモリーズ」は、ドメスティック・バイオレンス(DV)に関する事例や発生要因、当事者支援の方法等の基礎的な知識について、遊びながら学ぶことができる高学年児童以上向けのすごろく型学習ツールである(プレイ人数2〜4人、1プレイ10~30分)。
プレイヤーは、加害割合の高い男性側(DV夫)の行動をロールプレイし、問題長期化の要因であるDVサイクルからの離脱を競う。大学生に対するプレイ検証の結果、「マスの内容のリアリティが高く、面白かった」、「DV夫が途中で優しさを見せるのがリアルだった」、「DVの恐ろしさと克服の難しさを感じた」等、概ね肯定的な意見が得られ、本ツールの有用性が確認できた。