「団地トーク」は、外国人居住者に対するネガティブなステレオタイプの解消に寄与する、住民主体のライトニングトーク・イベントである。提案にあたり、外国人居住割合が全国1位の埼玉県川口市の芝園団地を実地調査した。
既存の同種イベントとの違いは、自治会関係者を始めとし、登壇者が次の登壇者を紹介していくシステムである。その過程で「多様でゆるやかなつながり」を形成させるため、異文化交流や世代間交流を促すよう工夫した。
検証の一環として芝園団地で登壇者集めを実施した結果、10日間でイベント4回分にあたる、外国人を含む4名の登壇者を集めることができた。このことにより、提案の実現可能性を示せたと考える。