本研究では、一般の方が「こころの病気」を理解するための一助となることを目的とし、精神世界と現実世界の間にあるものの象徴として窓を使用したイラストレーション冊子の制作を行った。
厚生労働省の提供するサイト『みんなのメンタルヘルス』にて紹介されているこころの病気12種について文献等を用いて調査を行い、結果をもとにキャラクター・窓・室内の三要素を用いて各こころの病気の症状や特徴をまとめ、最も患者数の多い5種をイラストレーションとして視覚化した。その後、制作したイラストに加え、各こころの病気の症状、イラスト要素の説明を含んだ冊子を制作した。冊子の仕様はB5、全16ページ、無線左綴じである。