目に見えない感情と視覚情報の関係についての研究はこれまでにも行われており、それらの研究では運動や形状から受ける印象やイメージする感情について、ある程度の傾向が見られることが分かっている。しかし、個人差があることを考えると運動だけ、形だけ、色だけでは感情を表現し伝達するには不十分である。もし、これらの要素を複合的に扱うことができれば、より具体的な感情イメージを表現することができると考えた。
本研究では、それぞれパーティクルに形状、寿命、色、速度などを設定してリアルタイムに表示することができるパーティクルシステムを用いて、複数の要素を組み合わせて感情を表現することができるツールを開発した。